ヨガ奉りとは

ヨガ奉りとは 2014 年 国連総会にてインドのモディ首相が「ヨガは健康で平和な社会をつくる為の最適な手段」と呼びかけたことをきっかけに、6 月 21 日『国際ヨガの日』が制定されました。

以後世界中で大規模なヨガイベントが開催され、NPO 法人 VYS YOGI でも毎年 6 月 21 日に「ヨガで社会を健康に」という想いを胸に、自治体や大使館の後援のもとイベントを開催しています。

ヨガイベントとしても日本最大級となったヨガ奉りは、コロナ禍により加速する生活習慣病やストレス、鬱の増加に歯止めをかけるべく、体だけでなく心も豊かに健康になるヨガを日本中に広めるために進化し続けています。

お祭りのように楽しく、神々への奉納のように謙虚に心を込めて。 笑顔や感謝を差し出し合う、健康な社会の循環を生み出しましょう。

奉納ヨガとは

大いなる力を敬い、神社仏閣に足を運び、頭を垂れて、手を合わせ、祈る。
太古の昔から八百万の神を崇めてきた日本人である私たちには、そんな風習がありました。

しかし、いつの頃からかそんな謙虚な気持ちが薄れ、困ったときだけお願いをしに行き、願ったものが手に入った時だけお礼をしに行く、そんな行為に変わっていないでしょうか。

私たちは、自分自身があらゆる不安から解放され、私は大丈夫だと心から感じられることは何にも代えがたい価値があるということを知っています。
そして同時に、自分だけが幸せでも、心穏やかに過ごすことができないことも知っています。

今一度、私たちがすでに与えられている豊かな恵みに感謝し、安寧と繁栄を祈る。自分だけではなく、周囲の人も健康で幸せであるようにと願う。何もない平らかな日常にこそ、微笑んで頭を垂れる。そんな謙虚な気持ちで、日本ともとても関係の深い古代インドから伝わるヨガという豊かな心と健康のための行為を捧げます。

インドという遠く離れた国で生まれたマスター・スダカーが、日本の神社仏閣でも土足ではなく靴を脱ぎ、礼を尽くして参拝をする姿には心打たれるものがあります。
形を変え、言葉を変えても、大いなる力の本質は同じ。神様も、人智を超えた大いなる力も、幸せも、外側に探すものでなく、常に内側にあるものです。

「私が」「私の」という一人称から、「私たちが」「私たちの」へと立ち戻る、そんな瞬間を奉納ヨガで味わいましょう。
国籍や国境を超え、心の平穏という静寂の共通言語が、日本中に広がっていきますように。